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  2016/01/25  
  ◆日経平均株価は前週末比152円38銭(0.9%)高の1万7110円91銭と続伸し、4日ぶりに1万7000円台を回復した。前週末のNY原油先物が1バレル=32ドル台と大幅続伸し、米国株は大雪で取引時間短縮も、NYダウなどそろって続伸し、欧州株も続伸した。

 海外の円続落から東京市場でも円は対ドル、ユーロで続落推移となり、株式市場もまた朝方から買いが先行した。その後、1万7000円割れ場面を見た後、円安水準でもみ合うなか、買い直す動きが強まり、1万7200円台までありこの日の高値水準圏での前引けとなった。後場には、1万20円台までみた後、1万7200円に迫ったところで失速、それでも、150円超の上げ幅を維持して、明日以降の相場に期待を託した。

 業種別株価指数は全33業種そろって上昇し、1部市場の値上がり銘柄数は91.3%の1765、値下りは7.1%の125、前週末比変わらずなどは55となり、2日連続で大幅に値上がり数が勝った。25日平均騰落レシオは前週末比8.77高の70.86と2日連続で上昇した。

◆筆者長年の注目株であるの日本空港ビルデング(9706)が続急伸。3日ぶりに4700円台を回復した。25日付け日本経済新聞朝刊が「2月9日からの開催を調整中の日米航空交渉で国土交通省は羽田空港の米国便発着枠を1日12便(1往復で1便)にすることを提案する方針だ。昼時間帯10便、深夜早朝2便を計画。現在は深夜早朝時間帯の8便だけで、実質的に4便増える」と報じたことが買い材料視された。

 交渉合意となれば、羽田空港ビルの賃貸管理並びに羽田・成田空港で直営店・免税店を手掛けている同社に大いにメリット有りとみた短期資金の買いが向かったもの。
 同社は昨年12月に、16年春にはビッグカメラと合弁で羽田空港及び国内外の空港などで家電製品などの消費税免税店を手掛ける合弁会社の設立を発表した。しかし、世界同時株安展開が止まなかったこともあり、前週にかけ続落基調が続いてきた。

 昨年4月高値8320円から、前週21日には4265円とほぼ半値近い水準に下げていたところで買い戻しなどや突っ込み狙いの買いなどが広がったようだ。ここは、打診買いのみ「良し」とし、二番底確認を待って買いをスタートしたい。

 なお、前号紹介の●島精機製作所(6222)は続伸し32円高の1808円と1800円台を回復した。戻り待ちの売りも予想されるが、今16年3月期連結営業利益の21.8%増の70億円予想と3期連続増益ある。引き続き、ウォッチングしていききたい。

 また、●日郵政(6178)は28円高の1624円と続伸した。ただ、朝方から買いが先行し寄付き直後には1663円と前週末の一時1500円割れからの大きな戻りとなったことから、その後は、利益確定売りに上値を削る格好となった。昨年末1865円水準からまだまだ下値にあるが、ここから如何に戻すか?「全般相場の好転」という後ろ盾が不可欠であろう。