相場格言
「2日新甫は荒れる」
さて、久しぶりの相場格言のコーナーです。
今回の格言は時宜に適った格言ということで、
「二日新甫は荒れる」です。
「その月の1日が休日祝日で、
2日から市場が開かれる場合、
その月の相場は荒れることが多い」
といった内容です。
やや眉唾ものですが…
さて、ここで過去の『二日新甫』を見てみると、
20001年7月2日(月)日経平均は
上下値幅が200円で218円安でした。
『二日新甫』ではないのですが
『三日新甫』となった日を見てみますと、
2001年9月3日(月)日経平均では
上下幅が349円で304円安、
同年12月3日(月)では
上下325円幅の327円安でした。
今年に入ってからでは(*年始を除く)、
6月3日(月)に日経平均は
上下値幅109円の138円高
で取引を終了しています。
ちょっとサンプル数が少ない気がしないでもないですが、
6月3日を除いてはいずれの日も
200円以上の株価前日比を示しています。
つまり「あながち的外れな格言とは言えない」ように思えます。
それもそのはず、
市場に影響を与える重大なニュースというものは
金曜日大引け後に発表されるケースが一般的です。
つまり重大なニュースの影響が及び始めるのは、
得てして月曜寄り付き前であること。
これが一点目。
次に月初めの1日というのは
合併やら法律制度等の改正による
施行実施開始日であることも稀にあります。
これがニ点目。
最後に二日新甫(三日新甫)というのは
確率的にみて月曜日であることが非常に多いです。
これが三点目。
以上、3つの要因が絡み合う二日新甫が荒れるというのも、
なるほど理解できることかと思われます。
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