相場格言
「相場に過去はない」



「相場に過去は無い」という格言があります
いきなり弊社の存在意義を否定しそうな格言ですが
決して
「過去の株価推移を調べても意味は無い」
という意味ではございません
それに縛られてはいけないという格言ですね

例えば上記チャートのように
ある一定のボックスをこれまで築いていた株があるとします
その動きがこれからもずっと続くであろうとして
相場を張ると手痛い目にあうということですね

この阪神で見てみれば
290円台後半〜310円までのボックスの期間が長くありました
ここで小幅に稼ごうとして2月中ごろに310円で売ったとしましょう
その後トレンドを作り出して急騰しております
そんな中でも
「この株はずっと300円近辺だったから戻ってくるはず」
との頑固な考えがあったとしたら大損です

ボックスの圏内を出来高とともに抜けてきたら
大相場の予感が漂うはずです
これもまた過去の経験則ではありますが・・・

過去を分析して将来に生かすのが
株価推移による分析ですが
一部の情報に固執して、
大きな流れを見逃してはいけない

というところでしょうか。

またこの格言には
「羹に懲りて膾を吹いてはいけない」
「過去の失敗をくよくよしても始まらない」
といった精神論的な意味合いもあります。


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