平成14年10月29日
官民営学 |
2勝3敗で360円ほどマイナスだった先週。
9,000円をつけてからの利益確定や戻り待ちの売りに加えて
TIの決算が不振だったこと、
竹中氏の中間報告見送りが
下向きの力に拍車をかけたかたち
竹中氏vs銀行首脳陣の戦いが見物になっている
先日国会で青木氏に「責任」うんぬん突っ込まれていたようだが
市場に対して責任を取れるものはいないことに気付いていないから滑稽
「辞める=責任をとる」の共通認識にある政治家につける薬はないようだ。
逆に凝り固まった政治家気質でなく
民間大臣で然るべきと改めて認識させられる始末。
さて竹中氏と銀行との争いだが
銀行の経営を圧迫しているのはもちろん不良債権。
削減の目的は一緒だが方法論が問題
これまでの法整備の元でやってきたものが
より厳しく、そしてそれが死活問題となると
反発はもちろん出てくる。
こちらでも「経営vs学者」でやりあっているようだ
同じ頭でやっていて悪くなる一方だったことに気付いていない
「公議ニ決スベキ事」までに問題は大きくなっている
違う頭が寄り合って決めなければならない。
日経平均の動きだが
今年5月27日の高値から
不思議なことに23日周期(一箇所だけ22日)での変化がみえる。
今週はその変化の週にあたり、
どちらかの方向に動く可能性が高い、
それもこれまでと逆方向に。
しかし困ったことに
先週末から今週頭にかけてほぼ横ばい。
どちらに動くかは微妙なところ。
30日発表の総合デフレ対策次第か。
先週もっとも上げた株は(東証一部)
プレス工(7246)で30%の上昇。
安値圏で反発してそのまま火がついたといった感じだが
買いに行くタイミングは無かった。
好調な自動車部品銘柄、
動いてないものをじっくり仕込んでおく
といったスタンスの人だけが利益を得たか。
ただこれだけ大きな動きをしただけに
25日線あたりまで調整してくれると面白い。
29日前場時点で目を引くのが
エレベーターのフジテック(6406)。
収斂から上っぱなれにも見え、
上値を狙ってきそうな展開。
もともとの商いが薄いのが難点。
産業用ランプ世界一のウシオ(6925)は
下向きのトレンドから脱却か。
買い残が多いのが気にかかるが
短期勝負なら面白い。
back
|
top
|
next
|