平成14年9月30日
底固頭重 |
先週の日経平均は週末に整理回収機構や
銀行への公的資金注入期待で反発
3週連続の陽線となる9530.44円で引けた
先々週は日銀が相場を揺らし
先週は政府が相場を揺らした
その甲斐あってか底固くなってきた感のある日経平均
3週連続の陽線は5月以来となるわけだが
昨年9月安値以降
今年2月安値以降を見ると
3連続の陽線が直近の底を確認させていることがわかる
4週目に陰線をつけた9月は戻り薄
陽線だった2月は今年高値まで堅調
環境は違うが大事な週といえる
大事な週の月曜日は軟調スタート
前週末米国株安を引き摺っているわけだが
G7での塩川財務省の
「言った言わない」の茶番もあって
いまいち冷ややかな目になってしまった感もあり
市場に力を入れられない模様
週初から前途多難
今週は内閣改造と
又も変革の週にあたるが
内閣の意志がこのところ掴みづらかったために
いいタイミングかもしれない
この改造が曖昧に終わってしまうと逆に売り材料
民主党も空中分解がささやかれており
政界に安定が期待される
政局不安時は株価の軟調を導き出してしまうから
テクニカル的に見ると変革期
値ごろ感で言えば9500円
平均線で言えば25日移動平均線が
カギとなってくるが、
25日線に関しては、25日の騰落レシオも
中立水準ということもあり
大した意味をなさないだろう
守るべきは9500円の壁
7月8日、8月26日の高値を結んだ線は
9500円あたりで推移
底固さと上値抵抗の近さを同時に備えてしまった相場
やはり外的要因便りになってしまうのが恐いところ
本日寄り後の動きを見ると
スタンレー(6923)あたりが
上昇トレンド押し目という事で面白そう
動きの早さでは二部のユニオン(7736)あたりで
飛び乗り飛び降りも面白い。
back
|
top
|
next
|