あけましておめでとうございます。 本年もこれまで同様のお付き合いの程 宜しくお願い申し上げます。 さて、これまでテクニカル指標をご紹介させて頂きました 当コンテンツですが、 今回から数回に渡り「財務指標」を ご説明させていただきたいと思います。 はじめに、株価変動の要因として… @政治的要因 A為替動向を含む、国際情勢の影響 B税制、企業会計基準を含む、国の資本市場政策 C企業収益動向 などが主に挙げられると思います。 すなわち「ファンダメンタル」分析の範疇、 ということになるわけですが、 もちろんこれらには「投資家心理」というものが 一切加味されておらず、 「ニュース」が全ての人に対し、公平に伝わっていること大前提として分析することを意味しています。 これに対しての、チャートに代表される 「テクニカル分析」ということになりますが、 「テクニカル分析」の一端に 「ランダムウォーク理論」と呼ばれる考え方があります。 つまり「市場効率理論」に疑問を投げかける人々も少なからずいる、 ということですが私自身これを否定するつもりはございません。 確かにモメンタム分析や ベロスィティー(速度)分析における、 抵抗・支持の見積もりや 株価反転後のポテンシャルの見積もりなどは テクニカル・アプローチ単独ではどうしても限界があります。 このように、「ファンダメンタル」「テクニカル」ともに 一長一短あることは認めざるを得ない事実です。 どちらか一方に依存するのではなく、 双方ともの長所を効率よく市場分析に導入したい。 そこで、当コーナーでは 「テクノ・ファンダメンタルアナリシス」 を提案したいと思います。 前置きが長くなってしまいましたが、 株価収益率・PBRなどに代表されるいわゆる 「財務指標」などの有効的な活用法を 次回から取り上げていきますので、 今後とも、これまで同様のご愛読のほど宜しくお願い致します。

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