相場格言
「相場の金と凧の糸は出しきるな」

新年あけましておめでとうございます
本年も何卒宜しくお願い申し上げます。
さて今回の格言は元旦にちなみ
相場の金と凧の糸は出しきるな
ということで。
日経平均

ここ数ヶ月間の日経平均日足チャートを見ますと、
9月21日に直近の大底をつけた後、
3〜4週間間隔のサイクルでボックス圏を形成しつつあるようです。
その間、75日移動平均線に対し緩やかに上方乖離を見せ始め、
極めて理想的な力強いチャートとなってまいりました。
さらにMACD(12日線および26日線、シグナルは9日で算出)
を用いて分析すると、
9月21日にシグナル線に対しゴールデンクロスを見せたあと
決して大崩することなく
収束買い(Convergence Buying)の傾向を強めてきており、
今後の動向が非常に興味深いところです。
しかし一方で、
ファンダメンタル面において一抹の不安感も残ります。
特に目先の懸念材料としては
年度末を控えた持ち合い解消売りの動き、
ペイオフ解禁による信用リスク懸念の高まりなど、
マイナス材料も決して少なくありません
そこで、もしここで買いを入れるにしろ
相場ベクトルがどちらに向いているかわからない現況では
全額投資は非常に危険。
そこで
投資を行う際には現金を使い切らず、
常にゆとりを持つことが必要

かと思われます。
特に信用取引にシフトしすぎると
暴落時の追証等で資金繰りが厳しいものになり、
強制的に投げさせられるケースなど発生しかねません。
逆に、千載一遇のチャンスを見つけても
資金がないと十分に生かすことが出来ません。

いわゆる「ご利用は計画的に」ということですね。


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