P & F
前回に続いてポイントアンドフィギュアです。 さて下記はソニーのポイントフィギュア(1ポイント=100円計算)です。
ソニー

2002年2月6日終値を起点として、 3月7日の7200円に至るまで1480円上昇(×印15個)し、 その後3月26日まで460円下落(印5個)することとなりました。 その後株価は再び反転し、7450円まで上昇、 2列前の×印を2つ抜けて、 買いシグナル(楕円1)を示現しました。 再度、6月26日の5810円に到るまで下落し2列前の印を抜き、 売りシグナル(四角A)をつけることとなりました。 しばし短い上昇局面を迎えるものの、 ×印は買いシグナルを出すことなく、 直後さらなる下落を見せることとなりました。 ここで売りシグナル(四角B)を再び示現、 9月4日の4850円まで株価は落ち込むことに。 その後は×印5個、印6個(四角C)、 ×印5個、印4個、×印3個、×印5個(楕円2)、 印7個(四角D)、×印3個、と推移、 上にも下にも放れない典型的ボックス相場を演じ、 現在に至っています。 このようにP&Fを使うことにより、 中長期的なトレンドを的確に把握することができます。 が、その反面、どうしても遅効性が目立ってしまい、 短期トレードには不向きなところがあるのも事実です。 さらに、四角C・四角D・楕円2のように、 買いシグナルを発したとしても 1個しか2列前を抜けない場合は 「ダマシ」のケースが多いので、 2個以上抜けることを目安にした方が安全です。

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