引き続きエリオット波動です。
(2002/9/13)



エリオット波動



エリオット波動はその波動展開に注目し、
推進波修正派の織り成すチャートから
相場を探ることを目的としていることは
前々回にお話しました。
さて、下図をご覧下さい。

日経平均

00年4月第3週を境として、
それまで続いていた上昇トレンドは終焉を迎え、
下降トレンドへと転換しました。
01年3月第3週に至るまでを下降局面の第1推進波a波)、
5月第2週までを 修正派修正波(b波)、
さらに大底局面を迎えることとなった
9月第3週までを第2推進波c波)とします。
いわゆるエリオット波動の下降局面に符合してくるわけですが。

そのa波の期間中において、
2000年5月第4週から9月第1週まで、
ほとんど相場大勢に影響を与えていない波動
1波・2波・3波・4波)が発生している
ことがおわかり頂けるかと思います。
この波動が生じた為、
この下降トレンドは全部で4波動で構成され、
都合7波となってしまいました。

このように1波・2波・3波・4波が付け足され、
a波自体が大きく引き伸ばされること
a波の延長」と言います。

一般的にa波の段階で延長が認められた場合、
続く波動(ここではc波)では
延長は発生しにくいとされています。
つまり、
c波でのトレンドベクトルが終始一貫し、
ダマシが入りにくい

ということになります。

果たして、01年5月第2週から9月第4週までは
さして株価収斂時期は見受けられず、
トレンド転換へと繋がることとなりました。



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